台・日・韓 国際陶笛交流音楽会

12月8日、台湾陶笛楽団が主催した「台・日・韓 国際陶笛交流音楽会」に特別ゲストとして出演しました。

日本からは河崎敦子、波多野杜邦、巨勢典子、オカリナ合奏団「イカロス」が特別ゲストして招待されました。波多野杜邦さんは三連管オカリナを世界で初めて開発した方で、オカリナの演奏者でもあります。巨勢典子さん(作曲家・ピアニスト)はNHK BSプレミアム『ニッポンの里山』の音楽制作に携わった方です。

また、他の特別ゲストは、台湾からはオカリナ王子こと游學志さん、韓国からは 蘋果樹陶笛五重奏樂團 (「蘋果樹」とは「リンゴの木」のことです。)でした。

 


 

臺中特殊教育學校(臺中市南屯區)交流音楽会

12月9日午後、台中市立台中特殊教育学校を訪問し、交流音楽会を行いました。

特殊教育学校は日本でいえば特別支援学校に相当し、日本の2007年の学校教育法改正以前の呼び方でいえば養護学校となります。台中市立特殊教育学校は2000年に国立台中特殊教育学校として設立され、2017年には台中市に移管され、今年で設立20週年を迎えた学校です。特殊教育学校はまず直轄市(日本でいえば政令指定都市)に国立学校として設立されたようですが、その後直轄市に移管され、直轄市以外に設置されているものは引き続き国立学校の様です。

台中市立台中特殊教育学校は、知的障碍、重度の情緒障碍、脳性麻痺、自閉症、学習障碍、多重障碍のある児童、青少年を受け入れており、高職部(21歳以下の中学校卒業が対象、職業高校)と幼児部(2~6歳の小学校入学前の幼児)から構成され、高職部は3学年25班353名、幼児部は12名の合わせて365名が在学しています。また、職員は121名、内教員は77名で、教員の半数以上は博士号、修士号を持っており、毎年その比率は高まっているとのことです。

陶笛はクラブ活動として行われており、クラブ員は根気よく少しづつ楽譜を憶え、長い曲も暗譜で演奏しています。演奏することがとても楽しいという気持ちが顔の表情に現れています。一緒に演奏する私達もうれしくなりました。

協和國民小學(臺中市西屯區)交流音楽会

12月9日、台中市内の協和小学校(臺中市立協和國民小學)を訪問し、交流音楽会を行いました。

協和小学校は全部で44学級(6~8学級/学年)あり、生徒数は1032人(150~190人/学年)、職員数は89人(内、教員は校長を含め79人)という、日本でいえば過大規模校です。

この学校には附属幼稚園と國中小補校/進修部(戦乱期に学校に行けなかった人のための夜間部)が併設されています。

交流演奏会については、日本語による新聞報道がありましたので、引用します。(フォーカス台湾 12/10(火) 19:21配信)

日本人演奏家、台中の児童と音楽で交流 「大きな古時計」などを合奏/台湾

(台中中央社)日本のオカリナ奏者、河崎敦子さんとピアニストの巨勢典子さんが9日、中部・台中市西屯区の協和小学校で行われた「台日交流オカリナ音楽会」に出演し、児童と共に「大きな古時計」や「ジングルベル」を演奏した。

頼秀英校長によると、同校は低学年でオカリナの授業、中学年で鍵盤音楽の授業を行っており、今回の音楽会のために2~4年生の児童は集中して練習に取り組んできたという。

 

また、台中市教育局のHPの中に校園活動として、「協和國小學童與日本演奏家共同交織校園陶笛音樂會」が紹介されていました。

交流演奏の一端は下記のビデオでご覧ください。(出典:影/找日本演奏家蒞校聯手學童陶笛團登台齊獻藝)

 

  

 

第六屆舞之鼓慈善音樂晩會

12月7日、台湾台中市で第6回舞之鼓チャリティ音楽の夕べに出演しました。
会場は潮港城國際美食館で、なんと台中の魚市場の中にありました。

舞之鼓は名前の通り、太鼓を演奏するグループです。主催者に台中市身心障碍者福利関懐協会も入っており、出演メンバーには眼不玩陶笛楽団など目の不自由な方も参加しており、障碍者へのチャリティの音楽会のようでした。「関懐」は思いやり、配慮という意味です。

他の出演者は、西川流の日本舞踊(皆さん台湾の方です)、子供たちのピアニカ演奏、中国の伝統楽器、熟年女性のダンスなどなど、そして翌日の台・日・韓 国際陶笛交流音楽会に参加する日本、韓国のオカリナ奏者も出演しました。

2019年全国陶笛聯合音楽会 in 台湾

3月17日、台湾陶笛文化交流協会が主催する全国陶笛聯合音楽会にゲスト出演しました。特別ゲストは、日本からアルモニーア(河崎敦子、木村静子、折田緑、橋倉千秋)、歌笛陶笛楽団2019(TokoMusic教室他有志)、台湾から游學志老師、劉永泰老師、呉禹徳老師が招かれました。

会場は台北市に隣接する新北市(旧台北県)蘆洲区にある蘆洲巧學社音楽ホールで開かれ、台湾の各地よりオカリナ愛好者が集まりました。出演者が多かったため、朝9時から夕方4時半まで休憩時間無しのハードスケジュールの音楽会となりました。

陶笛風情

2017台湾陶笛楽団年度音楽会にお招きいただき、台中にいってきました。
12月24日、台中市大墩文化センター地下1階にあるホールで音楽会は開催されました。

台湾陶笛楽団に加え、李景銘老師が指導されている他の楽団や、令夫人の葉玟君さんが指導されている葉玟君舞踏団の子供たちも参加し、華やかな音楽会となりました。

また、李景銘老師、馬怡凡老師(陳子明さんと二重奏をされた方)他が指導されている眼不玩陶笛楽団も出演されました。「眼不玩」とは「眼が不自由」という意味だそうでして、先天あるいは後天視覚障碍者による楽団で皆さんオカリナを演奏するのを楽しみにされているとお聞きしました。二曲演奏されましたが、当然暗譜による素晴らしい演奏でした。。