平成27年12月、「音楽でつながる会『グース』」は台湾陶笛楽団(李景銘理事長)の定期演奏会に招待され、波多野杜邦、福原良男、福原小夜子、野内敏子の各氏と一緒に、台中市を訪れました。交流演奏を行うとともに、演奏会終了後、懇親会が行われ、楽しい夜のひと時をともにしました。懇親会では、日本、台湾、それぞれから持ち寄ったプレゼントの交換を行いました。
台中での演奏会と台北・桃園国際空港との往路・復路では、陶器の町として有名な鶯歌や「千と千尋の神隠し」のモデルとも噂された観光地九份にあるオカリナ店に立ち寄り、台湾のオカリナに目いっぱい触れることができました。
河崎敦子と福原さんご夫妻は、「音楽でつながる会『グース』」訪台団が帰国した後、台中市内の小学校を2校訪問し、子どもたちと交流演奏を行いました。
台中市立恵文小学校は、市内で最も人気が高い名門校の一つで、教員数は180名に近く、日本でいえば過大規模校3校分にあたる3000人の生徒(台湾では35人学級)が在学しており、3・4年生1000人の前で演奏する機会を得ました。恵文小学校訪問は、台中市教育局のHPに、「2015恵文国小台日陶笛交流音楽会」、「日本妖怪手錶在恵文」として掲載されています。
私立葳格高等学校附属小学校は、英語が単に話せるだけではなく、クリエィティブな仕事を成し遂げるためのツールとして使える卒業生に育てるバイリンガル教育を進めている学校で、語学だけではなく、音楽、ダンス、ドラマなどの表現芸術も熱心に取り組んでいます。
次世代を担う小学生たちにオカリナの普及を進めている台湾オカリナ界の活動の状況を間近で見ることができ、大変触発される旅行となりました。